ペーパークラフトの歴史

西洋では18世紀頃に建物や船等の建造物を中心に作られ、日本では江戸時代に「立版古」(たてばんこ)という、立体絵で風景などを再現したジオラマや、神輿(みこし)のミニチュア模型等が作られています。

明治時代以降には教材としても使用され、科学雑誌の付録などで目にした方も多いのではないでしょうか。

当時は立体製作と平面への展開は全て手作業によるものでしたが、現在では3Dソフトやドローソフトなどを使用したコンピューターによる設計がほとんどとなり、設計のスピード、精度、完成度なども格段に向上しています。


posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 00:46 | 雑記

各種ジャンル

ペーパークラフトは、いくつかのジャンルに分けられます。

本来、「ペーパークラフト」とは紙で作られる造形全般を指します。
一枚の紙からさまざまな大きさ、色、形の部品を切り出して組み立てるものと定義されます。


● ペーパーモデル・・・プランモデルに迫るような、非常に精密な造形を再現したものです。カードモデルとも言います。自社製品やキャラクターのPR等にも利用でき、WEBサイトからのダウンロード用としても人気です。

● ポップアップカード・・・飛び出す絵本のように、折り畳まれたカードを開いたときに立体が立ち上がるものです。DMや名刺等に応用できます。

● ダンボールクラフト・・・ダンボールを素材として造形を作ります。素材の厚みや質感等を利用する場合があります。量産するにはレーザーカットする場合が多く、少々コストが高い傾向があります。

● 折り紙・・・広義ではペーパークラフトの一種です。主に一枚の紙を折って折り上げられた作品で、量産には不向きです。

● ペーパーノベルティ・・・主に紙を使って広告用の立体物を作ったものです。サンバイザーや立体カレンダー、小物入れ、スマホスタンド等を、比較的安価に立体化できます。

● ペーパーホビー・・・飛ばせる飛行機、紙相撲、立体パズル等、手にとって遊ぶことの出来るペーパークラフトです。DMや名刺等に応用できます。
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 06:19 | 企業のご担当者様向け

無料ペーパークラフトについて

日本国内では児童書のおまけ程度と思われがちなペーパークラフトですが、諸外国ではスケールモデルを中心とした製品が数多く販売されており、大人が楽しむ趣味として認識されその地位も確立されています。 その完成度は非常に高く、数ヶ月〜数年をかけて制作しプラモデルを凌駕する程の作品に仕上げるのです。
そのような精密ペーパークラフトは、カードモデルとも呼ばれます。

カードモデルはプラモデルとは完成時の印象が大きく異なり、リビングやエントランスに堂々と展示ができ、それを見た人が紙製だと知った時の驚きも楽しみのひとつです。 もちろんその分組み立て時の難易度も非常に高く、「のりしろ」が無いのは当たり前、切断面同士の接着や、針金などの加工や塗装、別途に厚紙を用意、番号指定と矢印のみの組立説明書など、未経験の初心者が始めるにはあまりに敷居が高いのも現実です。 

しかし、こんなに楽しい趣味を諦めてしまうのは非常にもったいないと思います。 そこで紙模型工房では、ペーパークラフトの初心者の方でも、完成度が高く満足できるレベルの作品を、「必ず完成させることができる」を目標に様々な無料ペーパークラフトをご用意いたしました。
初心者の方向けに制作の難易度をグ〜ッと下げつつ、なるべく精密感を損なわないモデルとして設計しております。
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:51 | 一般の方向け

ノベルティとして活用するメリット

◆印刷して配布する場合(他素材と比較)

○低コストで立体物を提供できる

○制作単価が安い

○短期間に制作できる

○破棄が容易

○安全性が高い

○在庫の保管場所が容易で省スペース

○持ち帰りやすいので配布しやすい

○エコなイメージがある


◆WEBダウンロードで公開する場合

○印刷コストがかからない

○在庫管理が必要ない

○コストがほぼ設計費用だけでよい

○設計完成後すぐに公開できる

○何度でも、何個でも組み立てられる

○ダウンロード数が把握しやすく、ネットでの評判も分かりやすい
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 06:26 | 企業のご担当者様向け

3Dデータの設計について

私がペーパークラフトを制作する場合、まず3Dデータを作りそれを展開図にしていきます。 

ペーパークラフトだけを作って終了な場合は3Dデータもそこでお役御免です。しかし3Dデータは他にも様々な使い道があります。 

下の画像は、3Dデータをペーパークラフトの他に、立体出力機で樹脂造形した例です。これを金型にしてレジン等で量産することができるようになります。(むろん出力後の後処理と量産の為の知識と技術は必要ですが) 

他にもテクスチャを貼り込んで3DCGの基礎データにしたり、このデータをそのまま販売することも可能です。 

いずれ、一般の家庭にも3Dプリンタが普及していくことになると思います。その時に、3Dデータを制作することができ、さらにその活用を有効にできる作家とそれ以外の作家との格差はどんどん開いていくことでしょう。


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3Dプリンタで出力したオブジェクトは、そのままでは扱いにくい場合が多いのです。
下の写真は、粗い部分を修正して型起こしができる程度まで調整したもののサンプルです。

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posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:54 | 雑記

POPUPカード

飛び出す絵本の原理で作られるPOPUPカードも、ペーパークラフトの一種です。

下図に基本動作の一部をまとめてみました。もちろん、動作のパターンはもっと多くて複雑に組み合わせることもできますが、代表的な例だと思います。
そして、パーツ同士の接続に両面テープなどを使わずに、紙の構造だけで行う技も色々あります。そうすると制作単価がずいぶんと下がるのです。これをマスターしておくと、ペーパークラフト作家としては色々と便利です。

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posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:45 | 企業のご担当者様向け

本場ポーランド

超精密ペーパークラフトの本場といえばヨーロッパ。中でも特に秀でているのが「ポーランド共和国」です。ポーランド製のペーパークラフト(カードモデル)は、プラモデルを遥かに凌駕する精密さですが、完成させるまで半年〜数年程度が必要です。
組立説明書もかなり大まかなので、完成時の造形を予め十分に理解している事が必要です。たしかに非常に難易度が高く、根気と器用さを要求されますが、完成した時の満足感はこの上なく大きいはずです。
ペーパークラフトという文化を成長させて頂いた功績はとても大きいと言えるでしょう。

ポーランド製品は日本でも入手可能です。
紙模型.com」(http://www.kami-mokei.com/)などで購入できます。

ちなみにポーランドは日露戦争時にロシア艦隊の情報を提供してくれたり、大戦中は暗号の解読法を指導してくれたりと、何かとお世話になっています。
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posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:38 | 雑記

メガネ型拡大ルーペ

細かなパーツを切り出すことの多いのですが、メガネ型ルーペを使うようになりました。
最初は「ハズキルーペ」(http://ハズキルーペ.公式サイト.com/)を使っていました。ハズキルーペは視野も広いし明るいしかなり良かったのですが、私は頻繁に付け外しをする方なので少し面倒でした。

そこで、探しだしたのがこちら
「エニックス 跳ね上げ老眼鏡」(http://www.amazon.co.jp/エニックス-跳ね上げ老眼鏡-スポーツタイプ-FUR-01NAVY-1-50/dp/B00D1I3T3S/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1401795622&sr=8-1&keywords=fur-01

老眼鏡と書いてありますが、ルーペですね。
倍率は3パターンありますが、2.5倍程度が作業しやすいようです。

これは非常に便利です。付け外しの煩わしさが解消されましたし、軽くて顔にフィットするのでズレない。
手元を拡大して作業したい方にとてもオススメです!
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:35 | 一般の方向け

補助する道具

◇爪楊枝
接着剤をのりしろに塗るときなどに使います。

私がメインに使っているのは「コーキングヘラ」という道具で、外壁塗装等に使う小型のヘラです。
金属製なので接着剤を拭き取りやすく、厚さが薄いので細いスキマでも接着剤を塗布しやすいのです。

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amazonで「TEC らくらくコーキングヘラ」と検索すると購入可能です。各種サイズがあります。


◇ピンセット
指先が届かないような場所の組み立てに使います。糊付けした部分をはさんでおくことで細かな部品の接着も楽にできます。
まっすぐ伸びたストレートタイプや、先端が曲がったツル首タイプ、先端が平らな切手用、などがあります。
ツル首タイプがけっこう使いやすいように思います。

私のお勧めはタミヤのピンセット「クラフツツール No.80 クラフトピンセット」です。

しっかりとした肉厚なので、接着位置が乾燥するまで押さえておくのに最適です。
また、細かなパーツの折り曲げ作業にも使いやすいように思います。

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◇カッティングマット
カッター専用の下敷きで、机の上と刃先を保護します。
はがきサイズから、A2サイズの卓上版まで各種サイズがあります。
カッティングマット


◇定規類
長い直線の切断や、折り曲げのサポート等に使います。金属製のものがオススメですが、アクリル製でも金属のサポートパーツが付いているものもあります。
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:14 | 一般の方向け

用紙について

コピー用紙などではなく、必ずペーパークラフト専用の厚紙を使いましょう。A4サイズで紙厚0.2〜0.25mm程度(160〜180g/m2程度)のものをご用意ください。

ペーパークラフト専用紙は、大手の家電量販店などで購入できます。

amazonでも「ペーパークラフト専用紙」と検索すると購入可能です。

用紙はなるべくお使いのプリンターのメーカーと合わせるほうが、印刷結果の発色が良いかと思います。

また、レーザープリンタをご使用の場合、インクジェット用の用紙で印刷すると、用紙表面のコーティングがはがれ、ドラムに焼きつく可能性がありますのでご注意ください。
posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 03:58 | 一般の方向け