ペーパークラフトの歴史

西洋では18世紀頃に建物や船等の建造物を中心に作られ、日本では江戸時代に「立版古」(たてばんこ)という、立体絵で風景などを再現したジオラマや、神輿(みこし)のミニチュア模型等が作られています。

明治時代以降には教材としても使用され、科学雑誌の付録などで目にした方も多いのではないでしょうか。

当時は立体製作と平面への展開は全て手作業によるものでしたが、現在では3Dソフトやドローソフトなどを使用したコンピューターによる設計がほとんどとなり、設計のスピード、精度、完成度なども格段に向上しています。


posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 00:46 | 雑記

3Dデータの設計について

私がペーパークラフトを制作する場合、まず3Dデータを作りそれを展開図にしていきます。 

ペーパークラフトだけを作って終了な場合は3Dデータもそこでお役御免です。しかし3Dデータは他にも様々な使い道があります。 

下の画像は、3Dデータをペーパークラフトの他に、立体出力機で樹脂造形した例です。これを金型にしてレジン等で量産することができるようになります。(むろん出力後の後処理と量産の為の知識と技術は必要ですが) 

他にもテクスチャを貼り込んで3DCGの基礎データにしたり、このデータをそのまま販売することも可能です。 

いずれ、一般の家庭にも3Dプリンタが普及していくことになると思います。その時に、3Dデータを制作することができ、さらにその活用を有効にできる作家とそれ以外の作家との格差はどんどん開いていくことでしょう。


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3Dプリンタで出力したオブジェクトは、そのままでは扱いにくい場合が多いのです。
下の写真は、粗い部分を修正して型起こしができる程度まで調整したもののサンプルです。

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posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:54 | 雑記

本場ポーランド

超精密ペーパークラフトの本場といえばヨーロッパ。中でも特に秀でているのが「ポーランド共和国」です。ポーランド製のペーパークラフト(カードモデル)は、プラモデルを遥かに凌駕する精密さですが、完成させるまで半年〜数年程度が必要です。
組立説明書もかなり大まかなので、完成時の造形を予め十分に理解している事が必要です。たしかに非常に難易度が高く、根気と器用さを要求されますが、完成した時の満足感はこの上なく大きいはずです。
ペーパークラフトという文化を成長させて頂いた功績はとても大きいと言えるでしょう。

ポーランド製品は日本でも入手可能です。
紙模型.com」(http://www.kami-mokei.com/)などで購入できます。

ちなみにポーランドは日露戦争時にロシア艦隊の情報を提供してくれたり、大戦中は暗号の解読法を指導してくれたりと、何かとお世話になっています。
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posted by 紙模型工房:久嶋(くしま) at 04:38 | 雑記